書評

『やる気が上がる8つのスイッチ』からみる僕の恥ずかしい過去

 

モチベーション理論の第一人者、ハイディ・グラント・ハルバーソンの『やる気が上がる8つのスイッチ』を読みました。

この本を読んで学生時代にやる気がでなかった理由がよく分かり、ひどく反省。二度と同じ過ちを繰り返さないために、ここに記録しておきます。

 

『やる気が上がる8つのスイッチ』では人間のやる気を、

①マインドセット(成長 or 証明)

②フォーカス (獲得 or 回避)

③自信 (有 or 無)

の3つの軸から、2×2×2 = 8つのタイプに分類しています。詳しくは本を読んでください。

 

怖いくらいに、僕の気質を言い当てていました。

今回は8つの分類分けから、プロフィールを兼ねて、僕の過去を振り返ってみたいと思います。

※「証明マインドセット」 = すごい人と思われたい。

「成長マインドセット」 = すごい人になりたい。

「獲得フォーカス」 = 「安定」より「獲得」に焦点を当てているタイプ(僕は獲得フォーカスです。)

 

中学生時代 ~ タイプ1:中二病タイプ

Myriams-Fotos / Pixabay

 

「頭の悪さ」を知られたくなかった

自信がないにもかかわらず、あまり勉強をしませんでした。成績も悪かったです。

そして「やればできる」が口癖でした。地頭は良いと思ってましたね。

たとえば、いつも試験勉強をしない生徒が「自分だって準備さえすればいい点数がとれるんだ」と言い訳をするのがその好例です。勉強をしないで悪い点をとっているほうが、ちゃんと勉強したのに悪い点をとって自分の能力を疑うよりもましというわけです。

 

まさにこの引用どおりの状態。

心理学でセルフハンディキャッピングといいます。頭の悪さを認めたくないので、言い訳を用意するのです。

 

自分と他人をいつも比べていて、自分が他人に劣っているのでは・・と不安でした。

本心では「すごい」「天才」といわれたい。自分の能力を見せつけたいのです。

ところが、努力はしません。努力は才能の無い奴がすることですから。

典型的な、「証明マインドセット」です。

 

ゲームばかりしていたが・・

家庭用ゲーム・アーケードゲームにはまっていました。ところが、勉強と同様にゲームにも自信が無かったのです。

FPS/TPSが好きでした。1つのゲームをやり込むタイプだったので、徐々に上達はしていきましたが、上達はかな~り遅い方です。

でも上手くなろうと、努力はしない。

 

実は「ゲーム」でも「証明マインドセット」でした。「センスがある」って言われたかったんですね。

センスの無い自分を隠したくて、変わったプレーが好きでした。

シューティングゲームなのに、ナイフだけで戦う、とか。勉強と同じ、セルフハンディキャッピングです。

「ちゃんとプレーすれば、僕は上手い」って、自分に言い訳しているんです。

 

運動も、人間関係も苦手。でも改善しようとしない

運動は昔から苦手で、体育の授業が嫌いでした。体育は、端っこの方で草むしりしてましたね。

授業のサッカーや野球には、積極的に参加しようとしません。へたっぴな姿を、周りに見られたくないのです。

コミュニケーションも下手で、特に同年代の女性が苦手でした。

「カッコ悪いところを見られたくない」気持ちが強すぎるのです。

 

まとめると、醜いプライドの塊でした。勉強も運動も人間も、すべてに苦手意識があります。それでも努力はしません。「中二病タイプ」の僕にとって、努力はカッコ悪いことなのです。

 

高校生時代  ~ タイプ2:うざいやつ

Alexas_Fotos / Pixabay

 

僕は中高一貫の進学校に通っていました。

高校にあがるときに、「進学クラス」と「普通クラス」に分かれます。「普通クラス」に行くのは、なんかプライドが許さなかったのでしょうね。ここで初めて、まともに勉強をしました。

そしたら学年で8番の成績をとれたのです。(そこから高校卒業まで、15番前後くらいの成績を維持しました。)

今思えば、「あちゃー」って感じです。ここで成績が上がってしまったのが、僕の1番の失敗です。

 

実は、それほど勉強をしていなかったんですね。いえ、自慢じゃないですよ。ド田舎の高校ですから(笑)

 

おそらく、「怠け者」な性格が功を奏したのでしょうね。努力が嫌いなので、範囲の決まったペーパーテストで、効率よく手を抜いて、点をとることに長けていたのです。

 

この経験が、僕をさらにダメな方向に向かわせました。

「ほら、やればできた。地頭は良いんだ。」

”空っぽの自信”を身にまといました。心からの自信ではありません。「タイプ2:うざいやつ」というより、「タイプ1:中二病」との中間です。

 

周りにたくさん褒められました。友人や学校教師の、見る目が変わったのを感じました。

気持ちよかった。「湯川は、頭いいから。」友人からの分かりやすいお世辞を真に受け、盛大に調子にのりました。

 

でも心の底では分かっていました。コレは本当の実力ではないと。まるで詐欺師になった気分。

自分を覆っている”空っぽの自信”がはがれるのではないかと、いつも不安です。

周囲が褒めても、自分自身への不信はぬぐえないのです。

 

人間関係は、もっと下手くそになりました。「進学クラス」に入ってしまったので、周りはみんな頭が良いのです。

「自分は頭が悪いって、みんなは気付いてるんじゃないか。」

不安は増します。そして見せかけの自分と、本当の自分はますます乖離していくのです。

高校3年間、クラスには居場所がありませんでした。文化祭には1度も参加できませんでしたね。

 

高校時代も相変わらず、「証明マインドセット」は変わりません。

学校のテストや模試の見直しをしない学生でした。

自分の間違いと向き合うのが、怖いのです。見直しをしないので、間違いから学ばず、成長しません。

 

根本は中学生のころと変わりません。むしろ”空っぽの自信”で自分を強く見せた分、よけいに酷い状況に陥いっています。

 

浪人生時代 ~ 再び、中二病タイプへ

smokefish / Pixabay

 

僕の”空っぽの自信”がはがれる時がやってきました。大学受験の失敗です。

模試でA判定をとっていた大学に、みごとに失敗。高校の同級生たちは、メシウマでしょうね。

「色んな私立大学を受けるのは、カッコ悪い」「数打てば、そりゃ当たるでしょw 」と謎の理論をふりかざし、スベリ止めを受けませんでした。そのため、浪人が確定します。

浪人1年目。少しは勉強したけど・・

浪人すれば何かが変わるのでは? そう期待しました。

後がなくなれば、背水の陣で頑張れば、努力ができるはず。

そして地頭は良いはずだから、ちゃんと勉強すれば、もっとレベル高い大学に行けるはず・・!

「東大」をめざすことにしました。

 

しかし今まで努力してこなかった奴が、少し環境が変わったくらいで、いきなりコツコツ頑張れるようにはならないのです。

 

予備校には通わず、実家で宅浪です。

1日の勉強時間は3時間ほど。浪人生にしては、少なすぎる時間です。しかもあまり集中できていません。

今までまともに努力をしていないため、集中力が鍛えられていないのです。

 

「証明マインドセット」を持っている僕が、「東大」を目指したのは必然だといえます。

模試ではC判定。浪人生でC判定では、合格には絶望的です。ですが、それでも受験しました。

浪人したなら、東大に受からないといけない。失った自信を取り戻そうと、「自分は頭がいい」ことを証明しようと、東大を受験します。

「浪人」というマイナスを打ち消すには、「東大」というブランドが必要だったのです。

 

結果はボロボロ。

東大はご丁寧にも、不合格者にも成績を開示してくれます。

ひどい結果でした。

郵送されてきた成績を、グシャグシャにして、ゴミ箱へ捨てました。

見たくなかった。模試の復習をしなかったのと同じ。ゲームの上達が遅かったのと同じ。

自分の無能さを証明するモノから、逃げているのです。

 

浪人2年目。最低の1年間。

 

今度は1人暮らしを始めます。環境を変われば何かが変わるのでは、と再び期待します。・・問題は自分の内側にあるのに。

今度はスタンディングデスクを導入したり、ポモドーロ・テクニックなどの勉強術を取り入れてみました。何とか工夫したのです。

それでも、上手くいきません。「また失敗するのではないか」という不安から、勉強に集中できないのです。集中力は10分しか持ちません。

勉強に集中できない ⇒ 不安になる ⇒ 勉強に集中できない という悪循環です。

「東大」と「現状」とのギャップに苦しみました。

 

2年浪人すれば、お酒が飲める年齢になります。

そう、酒に逃げました。薬効を求めてのことです。

この頃になると完全に勉強をやめ、センター試験の2週間前で、4~5か月シャーペンを握っていない状態でした。

 

ここで1人暮らしが裏目にでます。親の目がなくなっているのです。

親は、僕が頑張って勉強していると思っています。ですが、現実は酒におぼれているのです。

ものすごい罪悪感。親が働いて稼いでくれたお金を、僕はお酒に使っています。

罪悪感と不安で押しつぶされそうです。

ところが、この負の感情を打ち消す簡単な方法があります。・・それは酒を飲むこと。朝から飲みました。

ボロボロになった1年間です。

 

今年は東大の受験を諦めました。もう、どうにでも良くなりました。

でもそんなボロカスの状態でも、センター試験2週間前までは東大を目指していたんですね。

証明マインドセット、恐るべしです。

 

第一志望は、現役なら普通に受かっていたであろうレベルとなりました。

学力は現役の頃よりも衰えていたのです。現役のころにバカにしていた、スベり止めも受験もすることに・・

 

大学1年生 ~ タイプ5:やる気の空回り

naobim / Pixabay

 

大学生になっても、淡い青春なんてモノは僕には訪れません。

周りは18~19歳で大学に合格した、キラキラした優秀な若者たちです。

僕とは相容れません。友達は1人もできず、会話相手もいない状況です。

 

ところが、良いこともあります。ここでやっと、マインドセットが「証明」から「成長」へと変わりはじめたのです。

「タイプ5:やる気の空回り」へと進化しました。

 

浪人して、親に無駄なお金を使わせてしまいました。勉強しなかったので、本当に無駄なお金です。

その罪悪感から、「お金を稼ぎたい」と強く思うようになります。

 

まず最初に取り組んだのは、「株式トレード」です。たくさんの本を読みました。4,000円~6,000円もする部厚い本たちを読みました。

行きついたのは、「システムトレード」です。システムを作り、後は自動売買。マネックス証券のソフト「Trade Station」を使い、システム作りに勤しみます。

ところが、「トレードは、後に何も残らない。」と感じるようになります。ゴールドマン・サックスが600人いたトレーダーを2人まで減らし、大量のAIエンジニアを雇った、というニュースがきっかけです。

トレーダーは、人間からAIに変わっていく。しかもトレードは稼げなくなったときに、後に何も残りません。資格があるわけではなく、かなり特殊な職業だからです。

それに「トレードは、ギャンブルの延長上」だということも、分かりはじめました。『ゾーン』をはじめ、トレード心理の本では「ギャンブル的な思想」が強い。

でも僕がやりたいのはギャンブルではありません。トレードからは徐々に離れていきました。

 

ただ学んだこともあります。それは3つ。①心理的な要因が妨げとなる ②小さく賭けることの大切さ ③「聖杯」は存在しない

「いくら稼いだか」という「証明マインド」から、「何を学んだか」という「成長マインド」へと変わってきました。

 

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次に挑戦したのは、このブログです。

でもすぐに挫折します。文章を書くのが得意では無かったため、何度も放置しました。(それでも今日まで続いていますが。)

 

他にも、「統計学を勉強して、データサイエンティストになろう!」とか「Web系エンジニアになろう!」とか。色々とチャレンジしては、挫折を繰り返します。

難しいことにぶち当たると、すぐに折れてしまったのです。

 

コツコツ頑張る習慣が無い僕は、フォーカスが獲得であることもあり、すぐに結果を求めてしまいました。

高校生の頃に成績がよかったのは、「テスト範囲が決まっているから」でした。狭い範囲だけ勉強していれば、結果はすぐに出ます。

長期的にコツコツと続けることは、覚えていないのです。

 

ここから僕が学んだことは3つ。

・すぐに結果は出ない

・「なぜやるのか」の基準を持つ

・「やり抜く力」が必要

 

エッセンシャル思考』で、「90点ルール」って話が出てきます。これは「やりたいこと」を採点して、90点以上となったモノだけをやる、という方法です。(詳しい採点プロセスは、ぜひ本を読んでみてください。)

 

僕に必要なのは、「採点基準」であり、「90点ルール」でした。

プログラマーも、データサイエンティストも、流行の職業です。

僕はただ「流行に反応していた」だけだったのです。なぜやるのか、「考えてはいない」のです。

「面白そう」とか「稼げるかも」といった感情に流され、つまみ食いしてはやめていく。これの繰り返しです。

【Python】スクールに入る前に、月2,980円の「PyQ」を知って欲しい」で、プログラミングスクールを軽くディスりました。これは自分への戒めでもあります。

 

これからの展望  ~ タイプ7 : 新星

 

「獲得フォーカス」の僕が目指すべきは、「タイプ7:新星」です。

「証明マインドセット」に戻ってしまわないように注意しながら、コツコツ頑張りたい。

そして何かをやり抜くことで、自信を得たいのです。もちろん空っぽの自信ではなく、本物の自信を。

 

「90点ルール」を勝ち抜いた、「やり抜きたいこと」は2つ。

ブログを続けることと、ビジネス系の資格を取ることです。

 

将来的には、「自分のビジネスを持ちたい」と思っています。

とはいえ、いきなり起業するわけにもいきませんし、知恵も足りません。「すぐに結果をだそう」と、同じ過ちは繰り返しません。

大学生の僕がやるべきことは、ありきたりですが、「勉強」かなぁと思います。

 

ブログは「アウトプットの場」「湯川あやとの成長記録」として使いたいです。

文章・語彙力もみにつきます。書いているうちに楽しくなってきたのもありますね。

 

まずはこの2つをやり抜きます。

「ぼっち」も何とかしなければいけません。ずっと苦手だった「運動」も克服したいです。

課題は山積みで、見ての通り醜い人間ですが、応援よろしくお願いします。

 

「マインドセット」や「フォーカス」のような言葉を使って申し訳ありません。今回は↓の『やる気が上がる8つのスイッチ』を参照しています。よかったら手に取ってみてください。

自分ことを、より良く理解できるようになる本です。

 

「90点ルール」は『エッセンシャル思考』からの引用です。「本当にやるべきことを見極め、集中する方法」といった内容になっています。

 

Twitter @AyatoYukawa

 

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