英検準2級のライティングは、決まり文句を覚えるだけで劇的に変わる。
正直に言う。ライティングが苦手な人の多くは「英作文を1から考えようとしている」から詰まる。60語を白紙から作ろうとすれば、そりゃ手が止まる。でも実際は違う。テンプレートに沿って、覚えた決まり文句を当てはめれば、自分が本当に考えるべき部分は「理由の中身」だけになる。
この記事では、英検準2級のライティングで使える決まり文句20選と、それを使ったテンプレートを徹底的に解説する。読み終えたら「どう書くか」より「何を書くか」だけを考えられる状態になるはずだ。
- 英検準2級のライティングの基本情報と採点基準
- 英検準2級のライティングで決まり文句を覚えるべき理由
- 英検準2級のライティングの基本テンプレート
- 序論で使える決まり文句【5選】
- 本論で使える決まり文句【8選】理由・補足・具体例
- 理由を列挙する定番表現|First,〜 / Second,〜 の基本構成
- 理由を述べる3つの決まり文句|Because〜 / The reason is that〜 / That’s because〜
- 補足・具体例を加える表現|For example,〜 / For instance,〜 の使い方
- 追加情報を加える表現|Also,〜 / This is because〜 の使い方
- 文構造のバリエーションを増やす万能フレーズ|With〜 people can / If〜 they don’t / It’s〜to の活用法
- 理由の補足で使えるその他の決まり文句|They can〜 / There are many〜 / It takes more time to〜
- 結論で使える決まり文句【3選】
- 品詞別|英検準2級のライティングで使える表現一覧
- 英検準2級のライティングで高得点を取るコツ【3選】
- 英検準2級のライティングの減点ポイントと注意事項
- 英検準2級のライティング対策の勉強法
- まとめ|英検準2級のライティングの決まり文句と対策ポイント
英検準2級のライティングの基本情報と採点基準

英検準2級のライティングの概要|一次試験の3分の1を占める最重要パート
英検準2級の一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能で構成される。ライティングはその中で独立した大問として1問出題され、一次試験全体の約3分の1のウェイトを占める重要なパートだ。
問題形式は「QUESTION(質問)に対して自分の意見と理由2つを書く」という形式で固定されている。毎回同じ形式で出題されるため、型を覚えれば安定して点が取れるという意味で、最も対策しやすいパートともいえる。
採点基準4項目|構成・語彙・文法・内容それぞれ4点ずつ・16点満点
| 採点項目 | 満点 | 評価の内容 |
|---|---|---|
| 内容 | 4点 | 質問に答えているか・理由が明確か |
| 構成 | 4点 | 意見→理由→まとめの論理的な流れがあるか |
| 語彙 | 4点 | 適切な語彙を使っているか・繰り返しがないか |
| 文法 | 4点 | 正しい文法・文構造のバリエーションがあるか |
合計16点満点だ。各項目で安定した点数を取るには、「型通りに書く」ことが最も確実な方法だ。特に構成点は、テンプレートを守るだけで満点に近い点数が狙える。
指定語数は50〜60語|英検3級・2級との文字数比較一覧
| 級 | 指定語数 | 求められる内容 |
|---|---|---|
| 3級 | 25〜35語 | 自分の意見と理由1つ |
| 準2級 | 50〜60語 | 自分の意見と理由2つ |
| 2級 | 80〜100語 | 自分の意見と理由2〜3つ・反論への対応も |
準2級は3級の約2倍の語数が必要だ。しかし決まり文句とテンプレートを使えば、自動的に40語前後が埋まる。実際に考えて書く必要があるのは、理由の中身の部分だけになる。
英検3級と比べて何が違う?|準2級から求められる論理的構成と理由説明
3級では「理由1つ」で良かった。準2級では「理由2つ+それぞれの補足」が求められる。これが最大の違いだ。
理由を2つ書くだけでなく、それぞれの理由に対して「なぜそう言えるのか」という補足説明を加えることで、内容点と構成点の両方を確保できる。この「理由+補足」の構造を身につけることが、準2級ライティングの核心だ。
英検準2級のライティングで決まり文句を覚えるべき理由

決まり文句を覚えるだけで60語中30〜40語が埋まる|試験中に考える量が激減する
英検準2級の指定語数は50〜60語だ。テンプレートの決まり文句を覚えれば、以下の部分が自動的に埋まる。
- 序論:「I think that〜. I have two reasons.」→ 約10語
- 本論①の冒頭:「First,〜. For example,〜.」→ 約5語
- 本論②の冒頭:「Second,〜. Also,〜.」→ 約4語
- 結論:「For these reasons, I think that〜.」→ 約10語
合計するとフレームだけで約30語近くになる。残り20〜30語を自分の言葉で埋めれば完成だ。「英作文を書く」から「空欄を埋める」に発想を変えることが、ライティング対策の第一歩だ。
テンプレートに当てはめるだけで合格点が狙える|「英作文」ではなく「穴埋め問題」感覚
英検準2級のライティングを「英語の作文問題」だと思っている人は、難しく考えすぎている。本質的には「決まったフォーマットに自分の理由を埋め込む穴埋め問題」だ。
英語圏の人間が書くような自然な文章を目指す必要はない。採点基準を満たした、論理的に整った文章を書くことがゴールだ。テンプレートはそのゴールへの最短ルートだ。
採点基準の「文構造のバリエーション」で加点される|同じ表現の繰り返しを避ける重要性
文法点の採点では、「正しい文法」だけでなく「文構造のバリエーション」も評価される。
例えば「can」だけを使い続ける答案より、「can」「is able to」「makes it easier to」「With X, people can」などを使い分けた答案の方が高く評価される。決まり文句を複数覚えておくことで、この加点要素に自然と対応できる。
決まり文句を知っているだけで差がつく理由|対策なし受験者との合格率の差
ライティングを「ぶっつけ本番で書けばいい」と思っている受験者は多い。しかしテンプレートを知らずに試験に臨むと、序論だけで時間を使い、理由の構成が崩れ、語数が足りないまま終わるというパターンに陥る。
決まり文句を20個覚えておくだけで、試験中の「何を書けばいいか分からない」という状態が消える。それだけで対策なし受験者との差は歴然だ。
英検準2級のライティングの基本テンプレート

テンプレートの全体構成|意見→理由提示→理由①→理由②→まとめの5ステップ
英検準2級のライティングは、以下の5ステップで構成する。この構成を守るだけで構成点が安定する。
- STEP1(序論):自分の意見を述べる
- STEP2(理由の数を提示):理由が2つあることを示す
- STEP3(本論①):理由1つ目+補足・具体例
- STEP4(本論②):理由2つ目+補足・具体例
- STEP5(結論):最初の意見を言い換えて繰り返す
賛成(Yes)の場合のテンプレート|I think so. → I have two reasons. の流れ
I think that [QUESTIONの内容]. I have two reasons.
First, [理由①]. For example, [具体例①].
Second, [理由②]. Also, [補足②].
For these reasons, I think that [最初の意見を言い換え].
このテンプレートに理由と具体例を当てはめるだけで、50〜60語の英作文が完成する。
反対(No)の場合のテンプレート|I don’t think so. → I have two reasons. の流れ
I do not think that [QUESTIONの内容]. I have two reasons.
First, [理由①]. For example, [具体例①].
Second, [理由②]. This is because [補足②].
For these reasons, I do not think that [最初の意見を言い換え].
注意:賛成・反対のどちらを選んでも採点に影響しない。「自分が英語で書きやすい理由を持っている方」を選ぶのが正解だ。内容の正しさではなく、英語での説明のしやすさで立場を決めること。
語数が足りない時に使える締めの表現|「For these reasons, I (do not) think that〜」の使い方
語数が50語に届かない場合は、結論の文を少し長くすることで調整できる。
- 短い版:「For these reasons, I think so.」
- 長い版:「For these reasons, I think that [QUESTIONの内容を言い換え] is a good idea.」
結論文を長くするのは最も安全な語数調整方法だ。余計な文を追加するより、結論をしっかり書く方が構成点にもプラスになる。
序論で使える決まり文句【5選】

賛成の立場を示す表現|I think that〜 / I agree that〜 の使い分け
| 表現 | 日本語訳 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| I think that〜. | 〜だと思います。 | 最も汎用的・どんな問題にも使える |
| I agree that〜. | 〜に賛成です。 | 「〜すべき」という命題への賛成に使う |
| I believe that〜. | 〜だと信じています。 | 「think」より確信の強さを出したいとき |
迷ったら「I think that〜.」を使えば間違いない。最も安全で採点者に伝わりやすい表現だ。
反対の立場を示す表現|I do not think that〜 / I disagree that〜 の使い分け
| 表現 | 日本語訳 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| I do not think that〜. | 〜だとは思いません。 | 最も安全な反対表現・「don’t」より「do not」が好ましい |
| I disagree that〜. | 〜に反対です。 | 命題への明確な反対を示したいとき |
| I do not think it is a good idea to〜. | 〜するのは良い考えではないと思います。 | 語数を稼ぎながら反対を示せる |
意見を柔らかく述べる表現|In my opinion,〜 の使い方
「In my opinion, 〜」は「私の意見では」という意味で、序論の書き出しとして使える表現だ。ただし、この後にさらに「I think that〜」を続けると重複するため、どちらか一方を使うこと。
例文:In my opinion, studying abroad is a good experience for students.
理由の数を示す決まり文句|I have two reasons. の必須フレーズ
「I have two reasons.」は、準2級ライティングで必ず使うべきフレーズだ。この一文を入れることで、「これから理由を2つ述べる」という構成が採点者に明確に伝わり、構成点を確実に取れる。
バリエーション:
- 「I have two reasons for this.」
- 「There are two reasons why I think so.」
序論で絶対にやってはいけないこと|QUESTIONの文をそのまま繰り返さない
QUESTIONの文章をそのままコピーして序論に使ってはいけない。これは語彙点・内容点の大幅な減点につながる。QUESTIONの内容を「自分の言葉で言い換えた上で」意見を述べることが正しい書き方だ。
例えばQUESTIONが「Do you think it is good for students to study abroad?」であれば、「I think that studying abroad is good for students.」と自分の言葉で言い換えて書く。
本論で使える決まり文句【8選】理由・補足・具体例
理由を列挙する定番表現|First,〜 / Second,〜 の基本構成
| 表現 | 日本語訳 | 使い方 |
|---|---|---|
| First,〜. | 第一に、〜。 | 理由1つ目の冒頭に使う |
| Second,〜. | 第二に、〜。 | 理由2つ目の冒頭に使う |
| First of all,〜. | まず第一に、〜。 | 「First」の少し丁寧なバリエーション |
| In addition,〜. | さらに、〜。 | 「Second」の代わりに使える表現 |
「First〜 / Second〜」の組み合わせは最もシンプルで採点者にも伝わりやすい。迷わずこの組み合わせを使えばいい。
理由を述べる3つの決まり文句|Because〜 / The reason is that〜 / That’s because〜
| 表現 | 使い方のポイント | 例文 |
|---|---|---|
| because〜 | 理由を後ろから追加する接続詞 | Students can improve their English because they can talk with native speakers. |
| The reason is that〜 | 理由を独立した文で述べる形 | The reason is that they can save a lot of time. |
| This is because〜 | 前の文の理由を続けて述べる | It is very useful. This is because many people use it every day. |
3つのうちどれを使っても問題ない。同じ表現の繰り返しを避けるために、2つの理由で違う表現を使い分けると語彙点にプラスになる。
補足・具体例を加える表現|For example,〜 / For instance,〜 の使い方
理由を述べた後に「For example,〜(例えば〜)」を加えることで、内容点が大幅に上がる。具体例は理由の説得力を高め、語数も自然に増える一石二鳥のフレーズだ。
- For example,〜:最もよく使われる具体例の導入
- For instance,〜:「For example」のバリエーション・同じ意味
使用例:First, students can improve their English skills. For example, they can talk with native speakers and learn new expressions every day.
追加情報を加える表現|Also,〜 / This is because〜 の使い方
- Also,〜:「また、〜」という意味で補足情報を加えるときに使う。「Second,〜」の中で使うと語数が自然に増える。
- This is because〜:前の文の理由をさらに掘り下げるときに使う。理由の補足として特に効果的だ。
使用例:Second, people can save money by using public transportation. Also, it is better for the environment. This is because it reduces the number of cars on the road.
文構造のバリエーションを増やす万能フレーズ|With〜 people can / If〜 they don’t / It’s〜to の活用法
文法点の加点を狙うために、以下の文構造を1〜2箇所に織り交ぜると効果的だ。
| フレーズ | 例文 |
|---|---|
| With〜, people can〜 | With smartphones, people can get information quickly. |
| If〜, they can〜 | If students study abroad, they can improve their language skills. |
| It is 形容詞 to〜 | It is important to exercise every day to stay healthy. |
| make it easier for 人 to〜 | Computers make it easier for students to do research. |
これらのフレーズを覚えておくと、同じ「〜できる」という内容を「can」以外の構造で表現できるようになる。文法点の「バリエーション」評価に直接効く。
理由の補足で使えるその他の決まり文句|They can〜 / There are many〜 / It takes more time to〜
| フレーズ | 使いどころ |
|---|---|
| There are many〜 that〜 | 「〜するものが多い」という補足説明に使う |
| It takes (more) time to〜 | 「〜するには時間がかかる」という問題点を述べるときに使う |
| They do not have to〜 | 「〜しなくていい」という利便性を述べるときに使う |
| not only A but also B | 「AだけでなくBも」という追加の利点を述べるときに使う |
結論で使える決まり文句【3選】
最もシンプルな締め表現|For these reasons, I think〜 の使い方
英検準2級の結論として最も使いやすい表現だ。
For these reasons, I think that [最初の意見を言い換えた文].
「For these reasons」は「これらの理由から」という意味で、本論で述べた理由を受けて結論を述べる流れを自然に作る。この一文だけで構成点の結論部分を満たせる。
格式ある締め表現|In conclusion,〜 / Therefore,〜 の使い分け
| 表現 | 日本語訳 | 特徴 |
|---|---|---|
| For these reasons,〜 | これらの理由から、〜 | 最も一般的・どんな内容にも使える |
| In conclusion,〜 | 結論として、〜 | やや格式ある表現・2級以上向け |
| Therefore,〜 | したがって、〜 | 論理的なつながりを強調したいとき |
準2級レベルでは「For these reasons」が最も安全だ。「In conclusion」や「Therefore」を使いたい場合は、その後の文章が正確であることを確認してから使うこと。
最初の意見と言い換えて繰り返しを避ける方法|should→have to など言い換えテクニック
結論は序論の意見を「繰り返す」パートだが、全く同じ文を使うと語彙点が下がる。以下の言い換えパターンを使って自然に言い換えよう。
| 序論の表現 | 結論での言い換え |
|---|---|
| I think that students should study abroad. | I think that it is important for students to go abroad to study. |
| I think that people should use public transportation. | I think that using public transportation is a good idea. |
| should〜 | have to〜 / it is important to〜 / it is a good idea to〜 |
品詞別|英検準2級のライティングで使える表現一覧
使える動詞一覧|improve・reduce・increase・save time・communicate など
| 動詞 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| improve | 向上させる | Students can improve their English skills. |
| reduce | 減らす | It can reduce the amount of waste. |
| increase | 増やす・増加する | Online learning can increase opportunities for students. |
| save | 節約する | People can save time and money. |
| communicate | コミュニケーションを取る | They can communicate with people around the world. |
| spend | 費やす | They have to spend a lot of time traveling. |
| learn | 学ぶ | Students can learn many things from different cultures. |
| help | 助ける・役立つ | Exercise helps people stay healthy. |
使える形容詞一覧|useful・important・convenient・effective・necessary など
| 形容詞 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| useful | 役立つ | Smartphones are very useful in daily life. |
| important | 重要な | It is important to exercise every day. |
| convenient | 便利な | Online shopping is very convenient. |
| effective | 効果的な | This is an effective way to study English. |
| necessary | 必要な | It is necessary to learn English for the future. |
| difficult | 難しい | It is difficult to understand without practice. |
| safe | 安全な | It is safer to use public transportation at night. |
使える副詞一覧|easily・quickly・more〜・also など
| 副詞 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| easily | 簡単に | They can easily find information online. |
| quickly | 素早く | People can get information more quickly. |
| also | また・さらに | Also, it is good for the environment. |
| always | いつでも | They can always check their schedule online. |
使える熟語一覧|for example・such as・not only A but also B・make it easier for 人 to〜 など
| 熟語 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| for example | 例えば | For example, they can watch English videos online. |
| such as | 〜のような | They can do many things such as shopping and studying online. |
| not only A but also B | AだけでなくBも | It is not only convenient but also cheap. |
| make it easier for 人 to〜 | 人が〜しやすくする | Technology makes it easier for students to study at home. |
| a lot of | たくさんの | They can save a lot of time and money. |
使える接続詞一覧|because・although・if・so など論理をつなぐ表現
| 接続詞 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| because | 〜なので | It is useful because people can use it anytime. |
| although | 〜だけれども | Although it is expensive, it is worth trying. |
| if | もし〜なら | If students study abroad, they can meet new friends. |
| so | だから | It takes a lot of time, so people feel stressed. |
| but | しかし | It is convenient, but it can be expensive. |
英検準2級のライティングで使える語彙・表現の詳細については、英検準2級ライティングで使える語数・表現の解説(Study Chain)も合わせて確認してほしい。
英検準2級のライティングで高得点を取るコツ【3選】
コツ①|自分が確実に使いこなせる表現だけで書く|知っている単語より使える単語を優先
「かっこいい表現を使おう」という発想は準2級ライティングでは逆効果だ。自信のない単語・文法を使って間違えるより、確実に使いこなせるシンプルな表現で正確に書く方が、文法点・語彙点ともに安定する。
例えば「utilize(活用する)」より「use(使う)」の方が正確に使いやすい。難しい単語1つより、簡単な単語を正確に使い回す方が高得点につながる。
コツ②|同じ表現を繰り返さない|can・willだけに頼らず文構造のバリエーションを増やす
60語の中で「can」を5回使うような答案は語彙点が下がる。以下の言い換えを意識することで、自然にバリエーションが増える。
- 「can〜」→「are able to〜」「it is possible to〜」「With X, they can〜」
- 「think」→「believe」「feel」「consider」
- 「good」→「useful」「effective」「beneficial」「helpful」
コツ③|語数稼ぎのテクニック|理由の補足・For example の追加・締めの一文の活用
語数が足りない場合、以下の順番で対処する。
- 理由①または②に「For example,〜」を追加する(+5〜10語)
- 「Also,〜」で補足説明を1文加える(+5〜8語)
- 結論文を「For these reasons, I think that〜 is a good idea for many people.」と長めに書く(+3〜5語)
注意:語数を稼ぐために意味のない繰り返しや全く関係ない内容を追加してはいけない。内容点の減点になる。語数調整は「内容の充実」によって行うこと。
英検準2級のライティングの減点ポイントと注意事項
減点①|QUESTIONに答えていない(0点になる可能性あり)
最も致命的な減点はQUESTIONに答えていない答案だ。英検のライティング採点では、QUESTIONのトピックから大幅に外れた内容を書いた場合、内容点が0点になる可能性がある。
書き始める前に「自分の答えはこのQUESTIONへの回答になっているか」を必ず確認すること。序論で自分の立場を明示してから書き始めるテンプレートを守れば、この減点はほぼ防げる。
減点②|理由に対する説明・補足がない(内容点の大幅減点)
「First, I like studying English. Second, I enjoy talking with people.」のように、理由だけを並べて補足がない答案は内容点が下がる。
各理由に「なぜそう言えるか」の補足(For example〜・This is because〜など)を必ず加えること。補足のない理由は「主張だけあって根拠がない」状態だ。
減点③|語数が大幅に不足している(50語未満は要注意)
指定語数の下限(50語)を大幅に下回る答案は語数不足として減点される。40語以下では構成・内容の両方で点数を失う可能性が高い。
テンプレート通りに書けば自然と50〜60語に収まる設計になっている。語数が足りない場合は「For example」の追加と結論文の充実で調整すること。
減点④|同じ単語・表現の繰り返し(語彙点の減点)
60語の中で同じ単語を3回以上繰り返すと語彙点が下がる。特に「good」「can」「use」などの汎用単語は繰り返しやすいため注意が必要だ。前述の言い換えリストを参照して、同じ意味を別の表現で言い換える習慣をつけること。
英検準2級のライティング対策の勉強法
STEP1|テンプレートを完全に暗記してから練習を始める
テンプレートを覚える前に練習問題を解くのは非効率だ。まず序論・本論・結論のテンプレートを完全に暗記し、「型を考えなくても書ける状態」を作ってから練習を始める。
テンプレートの暗記は3〜5日あれば十分だ。まず書いて覚え、次に見ずに書けるかテストする。これだけで、練習問題を解くときの「何を書けばいいか分からない」という状態が消える。
STEP2|使える表現リストを自分専用にまとめる習慣をつける
この記事で紹介した表現の中から「自分がすぐ使えると思うもの」を選んで、ノートに自分専用のリストを作る。全部覚えようとしなくていい。確実に使える表現を10〜15個持っていれば、準2級ライティングは十分に戦える。
英検準2級の対策に使える参考書の選び方については、英検準2級の参考書ランキングと選び方(Study Chain)が参考になる。ライティング対策に特化した参考書の比較もされている。
STEP3|毎日1問書く習慣を作る|練習量が合格率に直結する理由
ライティングは「知識」より「習慣」で伸びる。テンプレートを覚えたら、毎日1問のペースで実際に書く練習を積む。最初は10分かかっても、20問こなせば7〜8分で書けるようになる。
英検準2級のライティング予想問題については、英検準2級ライティング予想問題15選(Study Chain)で練習問題が揃っている。テンプレートを覚えた直後の実践練習に活用してほしい。
STEP4|書いた英作文は必ず添削を受ける|独学の限界と添削の重要性
独学の最大の問題は「自分の間違いに気づけない」点だ。文法の誤り・語彙の誤用・構成のズレは、書いた本人には分からないことが多い。
添削の方法は複数ある。学校の英語教師・英検対策塾・英作文添削アプリ・AIツールなど、アクセスしやすい方法を選べばいい。重要なのは「書いて終わり」にしないことだ。間違いの指摘を受けて初めて、ライティング力は上がる。
英検準2級の全体的な勉強法については、英検準2級の勉強法まとめ(Study Chain)でリスニング・リーディングを含めた総合対策が解説されている。
また、英検2級のライティングを先取りして準備したい人は、英検2級ライティングで使える表現20選(Study Chain)と英検2級ライティング予想問題(Study Chain)も参考にしてほしい。準2級と2級の表現の違いを把握しておくと、上位級への移行もスムーズになる。
英検全体の対策に興味がある場合は、英検2級の勉強法まとめ(Study Chain)と英検2級の独学勉強法(Study Chain)も合わせて確認してほしい。
まとめ|英検準2級のライティングの決まり文句と対策ポイント
英検準2級のライティングは、準備した分だけ得点が安定するパートだ。
この記事で紹介した内容を整理する。
- テンプレートを覚える:意見→理由提示→理由①補足→理由②補足→結論の5ステップを固定する
- 決まり文句20選を使う:序論5選・本論8選・結論3選+品詞別表現リストを自分専用にまとめる
- 型通りに書けば60語中30〜40語は自動で埋まる:考えるべきは「理由の中身」だけにする
- 文構造のバリエーションで加点を狙う:「can」だけに頼らず、「With〜」「If〜」「It is 形容詞 to〜」を活用する
- QUESTIONに答えることだけは絶対に守る:内容が外れると0点になる可能性がある
今日からできることは一つだ。この記事のテンプレートを紙に書いて暗記する。それが英検準2級ライティング対策の最初の一手だ。


