模試ってダルいですよね。
せっかくの休日は潰れるし。復習には時間かかるし。
「模試を受けたくない」気持ちは、よく分かります。
今回は、
- 模試を受ける意味
- どの頻度でうけるべきか
- サボるのはアリか?
について解説します。
ちなみに、東大理Ⅲ(医学部)に合格した友人は、模試をサボっていました。
友人の例も紹介しますので、楽しみにしてくださいね^^
「模試を受けずに受験」は危ない!
「模試を1度も受けたことがない」って人が、少なからずいるようです。
ヤバイです。
95%大学入試に失敗するかと。
※模試を受けるべき理由は、後述します。
「模試を受けない」派の人の問題は、模試を受けないこと自体ではなく、その背後のマインドにあります。
胸に手を当てて考えてください。
- 自分の本当の、学力を知るのが怖い
- 悪い判定が出るのが怖い
- 現実を知りたくない
- ただ面倒くさい・・
↑のような気持ちが、心のどこかにあるはずです。
厳しいことを言うと、ただの逃げ。
現状に目をつぶって先延ばしにすれば、受験の失敗という形で代償を支払うことになりますよ?
耳が痛いでしょうが、受験で大失敗するよりマシでしょう。
「現実を見たくない」「ただ面倒くさい」気持ちが少しでもあるのなら、
それを自覚しましょう。
模試を受ける意味とは?
模試を受けるメリットは、主に3つです。
- 自分の本当の学力を知る
- 本番の予行演習をする
他にもメリットは多いですが、「模試を受けるのがめんどい・・」って感じる人には、↑の2つが特に重要です。
簡単に解説しますね。
まずは「①自分の本当の学力を知る」から。
人には楽観バイアスというものがあります。
物事を楽観的にとらえてしまうクセのことです。
モノにもよりますが、とある実験では1.5倍ほど甘く見積もったそうです。
つまり模試を受けないと、自分の学力を、現実よりも高く見積もってしまうのです。
学校のテストでは、「全国の受験生と比べた、自分の本当の実力」は分かりません。
次に「②本番の予行演習する」です。
受験本番で、いきなり大学に行くと、圧倒されます。
自分の知らない、外部の高校生だらけ。知っている人は、誰もいません。
そこで模試を「予行演習」として使うのです。
高校以外の試験会場(とくに大学で行われる)模試を、何度か受けてください。
【受けすぎ】にも注意
模試の受けすぎにも注意
してください。たくさん受ければいい訳ではありません。
模試はどのくらいの頻度で受けるべき?
僕の感覚ですが、多くの方が同意してくれるかと。
- 高1生なら、月1回でOK
- 高3生なら、月2回ほど
- 月4回以上は、受けすぎ
この頻度が、ちょうど良いと思います。
自分の好みに合わせて、調整してください。
ちなみに宅浪生でも、月2回まででOKです。
なぜ「月4回以上は、受けすぎ」かと言うと、
復習が追いつかないから、です。
工夫して時短しても、模試の復習には、相応の時間がかかります。
月4回だと、人によっては学習の大半を、模試に費やすことになるでしょう。
それよりも、参考書・問題集に時間をかけるほうが、得策です。
模試よりも参考書の方が、情報がまとまっていますから。
「なぜ模試を受けるのか?」目的をハッキリさせて、模試を受けるペースを決めてください。
「自分の本当の実力を知る」こと”だけ”を目的とするなら、月1回未満でも十分です。
総合的に見ると、月1~2回がベストかと。
東進生は、「東進」模試に注意!
東進ハイスクールなど、塾で「模試が受け放題」の人もいるでしょう。
そんな方は、「すべての模試を受ける」のは、受けすぎです。
「受け放題なんだから、受けないと、もったいない・・」
気持ちは分かります。
でも冷静に考えて。
学校で受ける模試も、あるんですよ。全部受けるのは、時間的にムリです。復習が追いつきません。
(東進ハイスクールに通う【浪人生】なら、フル活用してもOKかと。学校で受ける模試が、無いからです。)
本質を考えましょう。
入試に合格することが目的です。
「もったいない」で「不合格」では、本末転倒です。
どの模試を受けるべきか?
オススメの模試
ざっくり言うと
- 上級者 → 駿台模試
- 中級者 → 全統模試(河合塾)
- 初級者 → 進研模試
がオススメです。
国立の志望校なら、上から偏差値60~、偏差値50~60、偏差値~50を志望している人、という目安です。
東大・京大のガチ勢なんかは、駿台模試しか受けない人もいます。
まだ1度も受けていない人は、各Webサイトで情報を見てください。
模試を受ける大きなメリットとして、「自分の本当の学力を知ること」があります。
上に挙げた3つの模試は、受験者数が多いので、より正確に自分の立ち位置を知ることができます。
ただし、模試によって受験者層が異なります。
駿台は難関志望者がメインターゲットですし、進研や学研には「短大・専門学校を志望する」層も含まれます。
「受験者層」は意識してください。
マーク模試は、年に2~3回でOK
センターや新大学入試など、マーク模試は、そんなに受けなくてOKです。
マーク式ですからね。自分でも採点できますから。
また各予備校から毎年、出版される「予想問題パック」もあります。
直前期には、これで十分。みんなコレをやります。
ただし「高校以外」で行われるマーク模試を、1次試験の直前に1度は受けた方がよいです。
受験者も多いですし、「直前期」なので会場の雰囲気が、いい感じにピリついてます。
よい予行演習になるでしょう。
学校の模試を「サボる」のはアリ?
サボる「デメリット」
模試をサボるデメリットは、「お金がもったいない」こと。
東進生の模試と違い、個別にお金を払っていますからね。
1回 5,000円払うわけですから、「お金をわざわざ払い、受けない」のはバカらしいです。
できれば、お金を払わない方法で、欠席したいものです。
東大理Ⅲに受かった友人は、模試をサボっていた
僕の高校では、一括して進研・学研模試を受けていました。
でも理Ⅲに受かった友人は、これらの模試をサボっていましたね。
彼にとっては、簡単すぎるのでしょう(笑)
やがて学校の先生を説得して、彼だけ模試を受けなくてOKと、なりました。
友人から学ぶべきことがあります。
- 模試を受ける「意味」が大切
- 模試をサボっても、入試には合格する
- 模試は「単なる手段」
学校の言いなりになる人が、受験に合格するわけではありません。
漠然と模試を受けるのが、1番ダメです。
友人は特殊な例かもしれませんが、「模試を受けたくない」と感じるなら、学校の先生に相談してみましょう。
お金を無駄にせずにすみます。
僕も「京大」模試を、先生から勧められましたが、きちんと説明すれば断れましたよ。
言い訳
どうしてもサボりたいなら、「言い訳」を用意しましょう。
お金はもったいないですが、「仮病」を使えば、簡単にサボれます。
「体調が悪くて行けません」と電話すればOKです。
親は・・・ 頑張って説得しましょう。
受験生は「時間」が無いですからね。
効率よく時間を使うことは、お金より大事かもしれません。
バカ正直に先生の言うことを鵜呑みにせず、自分の考えをしっかり持って、行動しましょうね。
模試の対策・勉強法や、復習の方法も、解説しています。
合わせてチェックしてください。
コメント