鎌田真彰さんの「ハイレベル化学」を元東進生がレビュー!

東進

 

記事の要約

東進のハイレベル化学は、とても分かりやすい授業です。予習は必要なく、ノートもと取らなくてOKです。予習に力を入れましょう。

東進は料金が高すぎて手がせない人もいるでしょう。そんな方には、鎌田先生が書いた参考書か、もっと安い映像授業をオススメします。

 

僕は化学が大の苦手でしたが、鎌田先生に大いに助けられました。

この記事では、授業のレビューだけでなく、「その後の勉強法」についても紹介しています。

ぜひ最後までお読みください。

 

【鎌田真彰】講師ってどんな人?

超人気講師

様々な予備校を、転々としているようです。駿台・東進など。最近は「学研プライムゼミ」も担当していたようですが、公式HPでは「元・講師」となっています。

つまり色々な予備校から、引っ張りだこの先生ってわけです。本当に分かりやすい授業ですから、納得ですね。

授業の特徴は、コレといって無いのですが。「ただ分かりやすい」授業です。人を選びませんね。

学歴は東京工業大学を卒業、東大院出身のようです。年齢は調べても分かりませんでした。40代に見えます。

 

参考書

  • 大学受験Doシリーズ
  • 問題精巧シリーズ
  • 医学部の化学
  • 鎌田の解き抜く化学

など、参考書もたくさん出版されています。さすが、どれも人気が高いです。

僕のイチオシは、問題集『化学[化学基礎・化学] 標準問題精講』ですね。難しいですが、ハイレベル化学をクリアした人なら、チャレンジできますよ。旧帝大レベルです。

参考:Amazon 著者ページ

 

ハイレベル化学を受けた感想

 

レベルは、東大や医学部にも対応できる感じです。旧帝大以上を志望する方向けだと感じました。

 

僕は「理論・無機・有機」の3講座、すべてを受けました。

全体的に、「テキストが分かりやすい」です。よくまとまっていますね。東進はテキストが「あっさり」している事がほとんどですが、ハイレベル化学はテキストが作り込まれています。

もし受講するなら、インプットは「ハイレベル化学だけ」でOKです。後は問題演習をするだけです。テキストがよくまとまっているので、教科書・参考書として使用できます。

僕も他の参考書は、全く使いませんでした。ハイレベル化学以外は、問題集だけで十分です。(インプット過多にならないようにね。)

 

個人的なオススメ順は、

有機 > 無機 >理論 です。

 

とくに有機は、「得意分野」に変わりました。

鎌田さんの授業を受けると、「有機はただのパズルゲーム」であることが実感できます。分かるだけでなく、楽しさも教えてもらいました。僕は東大を受験しましたが(不合格でしたが)、有機にはかなり自信がありました。

また無機は、もともと超苦手な分野だったのでしたが、鎌田先生の授業を受けて、ずいぶん楽になりました。

「何を覚えるべきか」はもちろん、理屈も教えてくれるので、納得しながら暗記ができます。

理論ももちろん、分かりやすかったです。ただ高校の範囲外である、「軌道」は習うメリットが薄かったです。電子殻(K殻・L殻とか)よりも、もっと詳しい電子配置です。s軌道、p軌道など、電子の形まで習います。

たしかに軌道は、有機の理解には多いに役に立ちます。ただハイレベル有機の最初でカバーされていますので。理論の最初で、「あれほど詳しくやる必要があったか」は疑問です。(友人は絶賛していましたが)

 

鎌田先生の授業の受け方

 

予習は必要?

 

予習は、とくに必要ないと思います。

さら~っと目を通し、「今日はどんな事をやるのか」をチェックすればOKです。5分かければ十分すぎます。

化学は「復習」の方がずっと大切な教科。予習よりも、復習に力を入れましょう。

 

ノートは取るべき?

 

演習問題の解説だけ」ノートを取ればいいです。

メイン授業は、ノートを取らなくてOK。その代わり、テキストがしっかりしているので、テキストに直接書き込むのがオススメです。

テキストとノートを行ったり来たりするより、テキストだけを読める方が効率的だからです。

書き込みまくったテキストは、受験の強い味方になってくれます。

 

その後の勉強

 

ハイレベル化学が終わった後、『化学[化学基礎・化学] 標準問題精講』は絶対にやってほしいです。

この問題集は、鎌田先生が作っているため親和性が高く、、オススメです。

標準問題精巧がまだレベルが高い人は、まず『重要問題集』からはじめてください。

王道なので、外さない問題集です。

問題集については、詳しくはコチラの記事をご覧ください。

関連:【化学】独学におすすめ参考書&問題集ルートと、勉強法の注意点

 

【総合評価】料金が高い・・

 

鎌田先生は、たくさん本を出版されています。

参考書の中身を見ましたが、ハイレベル化学のテキストと、あまり変わらないです。

同じ講師なので、あたり前ですね。

そのことは、↓記事でかいています。

関連:【化学】独学におすすめ参考書&問題集ルートと、勉強法の注意点

もちろん動画授業は付属していませんが、コスパを考えると、参考書だけの勉強でも十分かと思います。

 

「どうしても動画がいい!」方には、ス○ディサ○リがあります。

ス○サプ化学の講師は、鎌田先生には(個人的には)劣ると思いますが、それでも十分に分かりやすいです。

人によっては、「ス○ディサ○リの方が分かりやすい」と感じるかもしれません。

 

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