【古文単語の覚え方】センター満点の僕が【速攻で暗記する】方法を教えます!

参考書・勉強法

 

このような悩みは、ありませんか?

  • 英単語は覚えられるのに、古文の単語はなぜか覚えられない
  • 単語帳で覚えても、文章に出てくると意味が分からない

結論からいうと、↑に当てはまる人は、勉強のやり方を間違えています。

古文の単語を覚えるのは、正しいやり方で覚えれば、とっても簡単です。

大学受験に必要な単語はすべて1ヶ月あれば覚えられますよ。

 

必要な単語数は、どのくらい?

 

ざっくりした目安をご紹介。

「古文の得意・不得意」によっても変わりますので、一般則として考えてください。

(文系)難関大 600語
その他大学 300語
読者
読者
本当に「ザックり」だねw
湯川あやと
湯川あやと
そもそも単語数じたいが少ないですから。それに古文は大学によって、置かれるウェイトが大きく違う科目なので。

古文単語のダメな覚え方

geralt @ Pixabay

 

日本語訳を覚える

 

よくある覚え方が、

①古文単語 と ②日本語訳 を交互に音読する覚え方

あるいは古文単語を紙に書きなぐりつつ、日本語訳を暗唱する方法です。

 

この覚え方のダメなところは、「頭が働いていない」こと。

口だけが動いている感覚が、分かると思います。

「楽」ではありますが、頭には入っていません。

ただ暗唱しているだけなのです。

勉強した気になるだけで、時間のムダです。

 

たとえ日本語訳を覚えられても、それでは効果が薄いです

読解では、「単語 → 日本語訳 → 文脈に合わせた意味を理解する」の流れになるため、手間がかかるのです。

ここは「単語 → 意味」にダイレクトに繋げたいところ。

湯川あやと
湯川あやと
単語はただ覚えるだけではなく、「読解に役立つ覚え方」をする必要があります。

 

ゴロで覚える

 

とくに理系の学生から人気の、覚え方です。

これも「勉強した気になるだけ」で、全くタメになっていません。

 

たしかに、ゴロは覚えます。

でも「何をゴロで覚えたのか」を忘れますw 要は「ゴロあわせだけ」覚えている状態です。

文章の中で「単語」に出会っても、とっさにゴロが出てきません。

「ゴロ → 古文単語」の流れで覚えていますから、「古文単語 → ゴロ」の流れでは無いのです。

 

もし「古文単語を見て、ゴロを思い浮かべる」訓練をしたところで、時間がかかりすぎます。

「単語 → ゴロ → 意味」を思い出す流れになるからです。ゴロというひと手間が多いぶん、時間がかかるのです。

テストには時間制約があるため、ゴロで覚えると「時間不足」になります。

湯川あやと
湯川あやと
ゴロで覚えるのは、最低の覚え方です。

 

恥ずかしながら、僕も最初はゴロで覚えようとしました。でも全く役に立ちません。

別の単語帳(後述)に乗り換えた結果、センター試験では満点を取ることができました。

皆さんは、同じミスをしないでください。

古文の単語の覚え方

Alexas_Fotos @ Pixabay

 

今からお伝えする方法は、実は特殊な方法ではありません。

難関大の合格者は、多くがこのような覚え方を無意識のうちにしています。

でも単語を覚えるのが苦手な人は、みんなやってない。

  • たった2~3周で完璧に覚えようとしたり
  • 日本語訳を丸暗記しようとしたり
  • 多義語の意味をすべて、覚えようとする
湯川あやと
湯川あやと
すべて間違った覚え方です。その理由と共に、正しい覚え方を解説しますね

1.日本語訳ではなく、イメージを覚える

 

単語をイメージで覚えると、古文を読むスピードが上がります。

単語を見て、直接イメージが頭に思い浮かぶからです。

物語に入り込むことができます。イメージで覚えると、読解に役立つのです。

日本語訳を「丸暗記」した場合は、機械的な「置き換え」になりがちです。読解には役立ちません。

 

また「多義語」も覚えやすくなります。

1つのイメージを覚えておけば、すべての意味を覚えなくてもOKだからです。。

たくさんある様に見える日本語訳も、実は1つのイメージを文脈ごとに当てはめた結果にすぎません。

1つのイメージを覚えておけば、必ずしも複数の意味を覚えなくても良いのです。

 

2.絵とイラストで覚える

 

人は文字よりも、絵のほうが記憶しやすいです。

歴史上の天才たちのノートには、「落書きが多い」ことも知られています。

イラストや絵で覚えると、「1.イメージで覚える」にも繋がります。

覚えやすいだけでなく、読解にも役立つんだから、一石二鳥ですよ。

 

自分で落書きしても良いですが、最近は絵・イラストが豊富な単語帳も多いです(後で紹介)

最初から絵・イラストが載っている単語帳を、選ぶのがオススメです。

 

3.語源から覚える

 

単語に漢字をあてはめ、語源から覚えるのも良い手です。

例えば「ありがたし」。漢字でかくと「有り難し」です。

現代語では「感謝の意」をあらわしますが、古語では「珍しい」という意味です。

実は漢字を当てはめれば、覚えるのは簡単。「有ることが難しい → めったに無い・珍しい」という流れ。

ちなみに「(あなたの行いは)めったにないほど、すばらしい → 感謝」と、現代語の意味に発展しています。

 

語源から覚えるメリットは2つ。

1つ目は「忘れにくい」こと。

平仮名とちがい、漢字はそれ自体に意味があります。漢字を当てはめて覚えた方が、忘れにくいのは言うまでもありません。

 

2つ目は、「得点につながる」こと。

単語帳の見出しはすべて平仮名ですが、読解ではまれに「漢字で」出ます。語源から覚えていれば、もちろん対応できます。

後は2次試験の問題で、「この古文単語に、漢字を当てはめよ」という問題が(たまに)出ます。

この問題は、たいてい簡単ですけど。特に語源から覚えていれば、ただの知識問題ですから、楽勝になります。

 

【速攻で暗記】短期間で繰り返す

krzysztof-m @ Pixabay

 

短期間で繰り返すべき理由

 

英単語と違って、単語の数が少ないです。短期間でパパッとおぼえてしまえる量です。

そして短期間で覚えた方が、気が楽になります。

受験生はやることが多いですから。頭の中は、たくさんの「ToDoリスト」でいっぱいでしょう。

古文単語をさっさと終わらせれば、重荷が1つ減ります。

湯川あやと
湯川あやと
ダラダラやるより、短期集中で覚えましょう。

 

繰り返すべき理由は、「その方が効率が良いから」です。

勉強が苦手な人は、1回ですべてを暗記しようとします。

でも人は忘れる生き物。覚えたことの40%を、1日で忘れます。

そこで「忘れることを前提として、何度も復習する」のが効率が良いのです。

何度も繰り返し入ってくる情報を、脳は「重要だ」と判断します。

暗記は「質」よりも「量」なのです。

 

具体的な覚え方

 

「1ヶ月で10周」を目安にしてください。

 

【1周目】

説明・例文を読み、単語のイメージを確認してください。

この時、「日本語訳」を覚えないように注意しましょう。(結果として覚えてしまうのはいいです)

次にイメージを頭に残したまま、5回ほど音読してください。これで1単語分はおしまい。

単語1つにつき、1分くらい。

300語なら、300分です。

 

【2周目以降】

基本は1周目と同じです。

※この時、忘れていても、自分を責めないでください。忘れるのが当たり前ですよ。

1周目と違うのは、

  1. 訳を隠して、テストする
  2. 説明・例文はさら~っと飛ばせばOK の2点です。

前回覚えたときの記憶が残っていれば、説明は一切読まなくて良いです。(効率を重視してください。)

 

【8割ほど覚えたら】

前回分からなかった単語だけ、覚えるようにしましょう。

そのために、5~6割覚えたタイミングで、「分からなかった」問題に、チェックをつけましょう。

逆に言えば、3~4割しか覚えていないうちは、チェックをつけなくてOKです。

 

ここまで来れば、15分で単語帳を1周できます。

10周と聞くと、大変そうに思えます。でも繰返すほど、楽になるのです。

1ヶ月で10周は、見た目ほど大変ではありません。

 

オススメの単語帳3選

 

3冊とも、~300語レベルの単語帳です。

マドンナ古文単語230

王道中の王道です。ハズしたくない人にオススメ。

単語数が少なめですが、2冊取り組む予定の・難関大志望の人には、1冊目にちょうど良いでしょう。

イラストは少なめですが、その分解説はわかりやすい。単語のイメージが、ちゃんと思い浮かびます。

おまけの「単語カード」がついているのも高得点です。単語カードにも、イラストがついています。

重要古文単語315

僕が使っていた単語帳。1番のオススメです。

マドンナと同様、こちらも王道です。

 

タイトルにもある通り、「読んで見て覚える」単語帳。

語源の解説も、イラストも両方あるので、まさに理想的な単語帳です。

この記事で書いた勉強法にも、最も適しています。

 

古文単語キャラ図鑑

単語の数が、かなり少ないです。50くらいでしょうか。

ただしその分、「絵・イラスト・漫画」が多く、嫌でも覚えます。

古文嫌いの人は、最初の1冊目としてオススメです。

上級者でも、「読み物」として読めば、単語への理解が深まりますよ。

 

まとめ:古文の単語は、簡単に覚えられる

Free-Photos @ Pixabay

 

古文の単語を覚えるのは、簡単です(笑)

まとめると、

  1. イメージで覚える
  2. 語源から覚える
  3. 短期集中で、10回繰り返す

となります。

 

覚えられないのは、「やり方」が間違っているから。

ゴロや日本語訳の丸暗記といった「罠にハマっている」のです。

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