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No.1英単語帳は『鉄壁』!レベルと使い方は?東大受験生「以外」でも使える?

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今回は受験生におすすめの単語帳『鉄緑会 東大英単語熟語  鉄壁』を紹介します。

見ての通り、ボロボロになるまで使い倒しました。

表面はラミネートで補強しています(笑)
鉄壁

大学生になった今でも、この単語帳は処分せずに、手元に残しているほどのお気に入り。

『鉄壁』があらゆる参考書の中で一番好きな本でしたね。

中学3年生のころから使っています。

 

僕は英語が得意科目でした。1番の要因は、間違いなく「英単語」です。

みんな『ターゲット』とか『シス単』とかで勉強しますが・・ 僕は『鉄壁』が最強かなぁと感じます。

 

単語帳選びは、めちゃくちゃ重要ですよ~

※シス単も、ターゲットも悪くはないです。むしろ『鉄壁』は人を選ぶと思います(汗)

『鉄壁』は偏差値65の大学に通う僕が、自信を持ってオススメする1冊です。

「東大」とありますが、関係ありません(笑)

すべての方にオススメです。

 

『鉄壁』の良いところ

鉄壁 おすすめ 英単語帳

 

1つの単語を、掘り下げている

 

ターゲットやDUOのような単語帳では、1つの単語に対して1つの意味しか覚えることができません。

一般的な単語帳にも、たしかに複数の意味は書かれています(少ないですが)。

ただし・・

・1つの意味だけが太字になっている

・工夫が無い。ただ羅列しているだけ。

といった事情から、複数の意味を覚えるのに、適していないのです。

効率はよく、たくさんの英単語を覚えた気にはなれます。

ただ質が低いのです。

 

ここで質問。

あなたは「 figure 」という英単語の意味を、いくつ覚えていますか?

*

*

*

figure は代表的な多義語です。

名詞で①姿/形 ②人物 ③数字 ④図 (まれ: ⑤桁 cf.digit)

他動詞で、「考える」という意味もあります。

「figure out」で「理解する」という意味になり、これは頻出です。

 

英単語は「量」も大事ですが、「質」も大事です。

 

ところが「質」をおろそかにする人が多いです。

「単語が苦手・・」と言う人を見ていると、とにかく「量」を覚えようとしている印象を受けます。

「 figure の意味は?」と尋ねると、「姿」としか答えられないのです。

 

昔の私大の問題では、専門用語も多くでてきます。

ところが最近は、世の中の流れが「お勉強の英語 ⇒ 実用的な英語」となっています。

そのため、めったに使われないような英単語は姿を消しつつあり、「質」の重要性が高まっています。

「量」はそれほど重視しなくてもOK

新しい英単語を覚えるより、すでに覚えている単語の、別の意味を覚える。行き詰っている人に必要なのは、こっちかもしれません。

 

※一部の私大の医学部などでは、専門用語も注釈なしで出るらしいです。「mitochondrion」など。意味は「ミトコンドリア」です。普通の大学を受験する方は、こんな単語の暗記に時間を使わないように。

 

1つの訳を覚えて、満足していませんか?

 

日本語は英語よりも単語数が多いため、どうしても英単語1つに複数の意味が対応します。

広辞苑と、和訳辞典を見比べれば、一目瞭然です。和訳辞典の方が、項目が多いですよね。

日本語の単語数 > 英語の単語数

英単語1つに、複数の日本語訳が対応することになるのです。

(もちろん言語が異なるので、ニュアンスも異なります。)

 

複数の意味を覚えるのは、当然なのですが・・ 

なぜかやらない人が多い。

1つの意味しか覚えていないと、逆に「足枷」になることもあります。

「figureの意味は姿のはず」と、固執してしまい、英文の意味が余計に分からなくなる。

・・心当たりがあるのでは?

 

 

『鉄壁』は英文解釈にも有利

 

また語法も覚えていないと、英文解釈に影響を及ぼすこともあります。

英文解釈の問題では、「語法」に注目した問題も多いです。

強調構文・仮定法・名詞構文・・etc.

これら文法事項は、みんなしっかりと勉強します。

ですから「差がつきにくい」のです。

 

一方、語法はチェックしている人が少ないんですね。差がつきます。

例えば「add」の「add A to B」という語法です。

意味は「A を B に加える」

 

「to は方向を表す、前置詞でしょ。構文なんて覚えなくても、その場で意味は分かるよ」

そう侮るなかれ。

toがただの前置詞ではなく、addに対応するものであると感じるためには、この語法を知っていなくてはなりません。

 

2次試験での頻出パターンが↓

add  ~~~(めっちゃ長い)~~~  to B

 

この(めっちゃ長い)の部分でたくさんの節や前置詞が出てくるため、最後の「to」が迷子になるのです。

いやらしい文では、(めっちゃ長い)の中に「to」が1~2個含まれていたりします。

 

このパターンで迷子にならないためには

① add が toとセットで使われることを知っている

②add を見た時点で、頭のどこかで「何に加えるのか」つまり「to」を探しながら読んでいる

 

 「add A to B」にかぎらず、語法ではこの2つが大切です。

「語法=動詞+前置詞のセット」だと思えばいいです。(少し強引ですが)

無意識にできるレベルまで、落とし込みましょう。

そのためには、add という英単語を覚える際に、語法も意識しておくことが大切なのです。

意識していなければ、この手の問題は、絶対に解けませんよ。

 

※ ↓レベル高めなので、読み飛ばしてOK
さらにややこしいのは、「add to A」で「Aを増やす」という意味もあること。この場合は「自動詞」です。 

そして1文が長くなる場合、「add A to B」⇒「add to B A」になることが稀にあります。(長いパーツは、後ろに回す。英語で良く起こる現象です。)

「add to A」と「add to B A」では前半部分が全く同じなので、誤訳の原因になったりします。(add以外でも同じ現象は起こりますよ~)

 

以上のように、英文解釈では語法も大切です。

「記憶量、やばそう」って思いましたよね。

安心してください。それほど難しいものは出題されません。出題されたとしても、みんな出来ません(笑)

「add」のように、よく出てくる英単語の語法を、ちょっと意識するだけでOKです。

 

話をまとめると・・

・「量」より「質」が大切

・複数の意味を覚えないと、役に立たない

・語法もセットで覚えよう

これらの要素を兼ね備えた単語帳は、僕が知る限り『鉄壁』だけですね。

 

『鉄壁』なら語法・類語・複数の意味を一度に覚えることができます。

それを可能にするために『鉄壁』にはたくさんの仕掛けがあるのです。

 

『鉄壁』の覚えるための工夫:語源から

 

工夫の1つが語源から覚えさせるという工夫です。

これはかなり使える技で、新しい単語に出会ったときも、接頭語・語幹から意味を類推することができます

 

例えば、「vit/viv」には生命という意味があります。

そこから、「vital」は「生命の」という意味に。

名詞の「vitality」はヴァイタリティ(活力)と、日本語にもなっています。

「vivid」は「生き生きとした」という意味になります。ビビッドカラーっていいますよね。生き生きとした、鮮やかな色という意味。

 

「re-」は「再び」という意味の接頭語。「repeat」や「replay」など様々な単語の前につきますよね。

そこで「re-」(再び)+「viv」(生命)で「revive」。生き返る・生き返らせるという意味に。

ゲームやアニメに出てくるリバイアサンっていう怪物がいますよね。何度も生き返る怪物です。

 

ちなみにビタミンCの「ビタミン」は英語で「vitamin」

ここにも「vit」の文字が。ビタミンは生命にかかわる栄養素と覚えましょう。

 

どうですか?

1つの「vit/viv」(生命)という語幹から、様々な単語を覚えることができます。

上で挙げた単語を、それぞれ個別に覚えることを想像してみてください。骨が折れますよね。

関連付けて覚えることで、ずっと楽になるのです。

 

そして1つの英単語に対して複数の意味を覚える際にも、役立ちます。

その英単語に対する、全体的なイメージがあるためです。

複数の意味を個別に覚えているというより、まとめて覚えているような感覚ですね。

 

さらに新しく見た単語の意味を類推できてしまう、というのが強力。

形容詞「viacious」の意味を考えてみてください。

 

意味は「活発な」です。マイナーな単語なので、覚える必要はありません。

でもなんとなく、イメージは分かったのではないでしょうか?

前後の文脈も合わされば、それほど苦労しないはず。

 

 

もう1つ、動詞「revitalize」の意味を考えてください。

 

re- は「再び」でしたよね。

意味は、「再興する、再び活性化させる」です。

revitalize Japan’s economy で、「日本経済を、再興する」となります。

 

湯川あやと
湯川あやと
これが語源から覚えるということです。

 

『鉄壁』の覚えるための工夫:イラスト

 

鉄壁 おすすめ 英単語帳

鉄壁の2つめの工夫が、イラストから覚えるというものです。

多くのシンプルなイラストがちりばめられています。

イメージから覚えることができるので、とにかく「楽」です。

『鉄壁』を1年も使っていれば、暗記しようとしなくとも、覚えられるのではないでしょうか。

 

「白い紙に、単語を書き殴る」式のお勉強とは、さよならしましょう。

スペルを覚えるのには良いですけどね(笑)

 

『鉄壁』のデメリット

 

『鉄壁』のデメリットはほとんどありません。

しいて言うなら、単語量が多いことでしょうか。

「質」も高いのですが、「量」も多いのです。

ただし「語源から覚える」などの工夫がされているため、見た目よりも多く感じないと思います。

 

また『鉄壁』は、入試での出現率順にならんでいるわけではありません。

そのため「試験前に最低限の英単語を詰め込みたい!」という人にはオススメしません。

 

じっくりと腰を据えて勉強する気のある、受験生にオススメします。

 

またCDが別売りになっていますが、このCDが使いづらい。

CDはオススメしません。

僕も持っていましたが、ほとんど使わずにブックオフで売りました。

 

『鉄壁』のおすすめの使い方/覚え方

 

使い方としては、パラパラとめくっているだけでも、頭に入ってきます。

コツは何度も何度もくりかえし見ること。

 

『「暗記」する勉強に意味はない。無駄である。』という記事を書きましたが、英単語も自然と頭に入るのがベスト。

memorization
【大丈夫】暗記が苦手でもOK。丸暗記は無意味ですよ。 こんにちは、あやとです。 今回は学校の勉強で、生徒に「暗記」させる意味はない、という話をします。 本屋さんに行けば「...

 

オススメとしては・・

最重要(*2つ)はしっかり覚える

・その他は、目を通すだけ

が、現実的だと思います。

 

英単語を得意にしたい方は、*1つも完璧にしましょう。

 

『鉄壁』を辞書として使う

 

また非常に網羅性が高いため、辞書としても使うことをオススメします鉄壁 おすすめ 英単語帳

「紙の辞書を持て!」という英語教師も多いですよね。

たしかに紙の辞書の方が頭に入るとは思いますが、毎日重い辞書を持ち歩くのは大変。

代わりにこの単語帳を持ち歩くことをおすすめします。

 

単語帳に載っていない単語は、余白に書き込みましょう。

それだけでなく、気付いたことや語法なども、どんどん書き込むのが良い。

書き込むことで、記憶が定着します。

 

各SECTIONにある「Review Test」を行う

 

鉄壁 おすすめ 英単語帳

 

各セクション末にあるレビューテストがかなり優秀。

相当考えて作られています。

 

この単語帳を使い始めたときは、このテストをほとんどやっていませんでした。

もったいなかったなぁと思います。

単語の書き取りをするよりも、このテストを何度も行うのがオススメです。

 

「検索学習」といって、僕らの記憶はアウトプット時に定着しやすいです。

「ん~~ どういう意味だったかな?」と悩んでいるときこそ、記憶が定着しているときなのです。

付属の赤シートを使って、「検索学習」するのは、もちろんオススメです。

ですが、この「Review Test」も忘れないようにしていただきたい。

より実践的なアウトプットになりますよ。

 

 

今回は以上となります。

「東大」という文字があってビビってしまうかもしれませんが、すべての方にオススメできる単語帳です。

重要度が*で示されているので、ご自身のレベルに応じて、覚えてください。

 

ただもう1度言いますが、「受験まであと半年」という方にはオススメしません。今使っている単語帳を、やり抜きましょう。

『鉄壁』は焦らずに時間をかけて、ゆっくりと覚えてください。

僕は中学3年生のころから使っていました。

早ければ早いほど、良いと思います。

 

 

 

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