この記事では、以下のことが分かります。
- 「計算力」の大切さとは?
- 『合格る計算』はいつ・どんな人がやるべきか?
- 『合格る計算』はオススメできるか?
※この記事は2分で読めます。
合格る計算とは?
『合格る計算』とは、文英堂が出版している「計算に特化した問題集」です。
計算のやり方や、工夫を、これ以上ないほどわかりやすく解説しています。
チャート式のような参考書だと、ただ「計算の過程を、羅列するだけ」。
でも『合格る計算』は、
- 速く・正確に計算するコツ
- 計算の「工夫」
- 計算している時の、頭の中
が、平易な言葉で、説明されています。
- 数学ⅠA ⅡB
- 数学Ⅲ
の2冊が販売されています。
対象者は、教科書で1度は勉強したことがある人がメインだと思います。
ただ完全な初心者でも、使えなくはないです。
後述しますが、定期テスト対策に使うのがちょうどよい、レベル感です。
数学における「計算」の重要性
計算力は「基礎力」
ある単元を、初めて勉強した時を思いだしてください。
まず最初に、「公式の確認 → 計算練習」と進みましたよね?
そう、計算力はすべての基礎なのです。
数学とえば、「思考力」と思われがちですが、思考力はあくまで「応用」なのです。
「思考力」は、どこかフワフワして掴みどころが無いです。でも計算は練習すれば、誰でもできます。
計算は、あらゆる得点の源なのです。
「数学が嫌い」って人は、計算が苦手な人がほとんど。
数学に苦手な意識がある人は、まず計算力をつけましょう。
文系なら、「計算力 + 基礎問題の解き方を覚える」だけで、十分に合格力はみにつきます。
応用問題は解けない
ヒトの認知能力には限界があり、「あれもこれも」同時に意識するのはムリです。
計算は「何も考えなくても」できるレベルにしないと、応用問題は解けません。
計算に気を取られ、問題に集中できないのです。
これは日々の勉強でも、同様です。
早い段階で、計算力をつけておかないと、その後の学習でもずっと計算に煩わされることに。
計算ミスが多いと、イライラしますからね。勉強が楽しくなくなります。
大きく減点される
「計算ミス」は、数学で1番もったいないミス。
部分点はもらえますが、大幅に減点されます。(とくに医学部は、減点されやすい)
「訓練すれば、誰でもできる計算力」が無いために、入試に落ちるのはバカらしいですよ。
計算ミスをバカにする人は多いのですが・・
細かなミスも、重ねれば「大きな減点」になります。
センター試験のようなマーク式であれば、芋づる式に間違えることにも。
とくに「確率・整数」のマーク式試験です。√とか小数点が出てこないので、間違えていても気づきません。
以上、計算力の大切さでした。
ここからは、『合格る確率』に話を戻します。
「いつ」「どんな人が」やるべきか?
では『合格る計算』は、どのタイミングでやれば良いのでしょうか?
定期テスト対策に
やっぱり計算力は、「すべての基礎」なので。
定期テスト対策で、計算力はつけておく方がよいかと。
定期テストは、計算さえできれば、平均点とれると思います。
定期テスト対策には、誰にでもオススメできる参考書ですよ。
「学校で配られた教材以外で、定期テスト対策したい」人には、『合格る確率』がピッタリです。
もちろん、「受験対策」にもなります。
長い目でみれば、計算力は、後々に「ありがたさ」が分かります。
早めに勉強しておいて、損はないですね。
計算ミスが多くて、イライラする人
僕も高校1~2年生までは、恥ずかしながら、「計算ミスなんて、気にしなくていい」と勘違いしてました。
たしかに計算は、問題の本筋からはズレるので、解答を読む際には、注意しすぎるべきではないでしょう。
でもそれは、「計算ミスしてもいい」わけじゃない。
計算ミスでも、考え方のミスでも、減点されるのは同じ1点ですから。
優劣をつけるべきでは無いです。
でも計算ミスにとらわれると、「イライラする」んですよねw
だから、「本質的じゃないし!」と開き直る。計算ミスから、逃げてしまう。
つまり・・
計算ミスの原因を深堀りせず、いつまでも計算力が上がらない
ずっとイライラしたく無ければ、『合格る計算』を使いましょう。
さっさとその「イライラ」の原因を解消して、問題の本質に集中できようになりませんか?
合格る計算は、オススメできる?
「使うべき時期」を間違えなければ、『合格る計算』はオススメです。
こんな人にオススメ
ほとんどの人は、様々な問題を解いていく中で、いつの間にか計算力はみについています。
そのため、無理に対策することも無いです。
「計算が苦手だなぁ」と感じている人でも、日々の問題演習のなかで、計算を工夫することを意識すれば、力はつきます。
ただ、「計算が苦手だなぁ・・」と感じている初級者は別です。
ほったらかすのは、効率が悪い。
定期テストの段階で、たしかな計算力をつけておくと、「後が楽」なんです。
それに計算力は、一朝一夕にはみにつきません。
早めに対策しておかないと、受験までに十分な「計算力」がみにつかない恐れもあります。
先に進み問題が複雑になほど、「ささいな計算ミスにイライラする → ほったらかす → 計算力がつかない」流れができます。
計算は「基礎」ですから。
最初にみにつけるべきスキルですよ。
数Ⅲは「計算力」がないと厳しい
数Ⅲは、「計算できる」のレベルが高いです。
「計算できる」レベルを、クリアして初めて、応用問題にまともに取り組めます。
応用問題に行き着くまでが、長いんですね・・
~中堅志望の方だと、数Ⅲの計算でつまづく人も多いです。
でも『合格る計算』は、計算に特化した数少ない問題集。
計算する過程の「考え方」や「コツ」を、最大限わかりやすく解説しています。
数Ⅲの計算は、チャート式よりも、『合格る計算』に頼る方が効率が良いと思います。
「先取りしたい」と思っている高2にもオススメです。
難関大を目指すなら、高2までに数Ⅲの計算は終わらせるのが理想です。
高3から数Ⅲを始めるのは、おそすぎます。
とはいえ、いきなり完璧に仕上げる必要もありません。数ⅡBに集中するのも大切ですから。
高2の数Ⅲ対策は、『合格る計算』1冊で、十分です。
高Ⅲになってから、応用問題は『微積分 基礎の極意』などでカバーすれば、入試までに十分に間に合います。
理系なら「数Ⅲは得点源に」したいところ。
高2から『合格る計算 数Ⅲ』をこなせば、数Ⅲはグッと楽になりますよ。
ぜひ数Ⅲを、得点源にしてください!
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