「どうして英文を読むのが遅いんだろう・・」
この記事を読んでいるあなたは、そう悩んでいる人でしょう。
こんにちは、あやとです。
今回は偏差値65以上の大学に通うぼくが、速読のコツを教えます。
これは僕自身の経験から、そして高校時代の同級生達を見ていて気付いたことです。
結論からいうと、速読のコツは王道を行くこと。
小手先のテクニックは逆効果です。
中学生や高校1年生であれば英文を読むスピードにあまり差はないかもしれません。
しかし高校3年生にもなると、英文を読むスピードに明確な差が表れますよ。
90分かかってもセンター試験を解き終わらない人もいれば、50分で解き終わる人もいます。
早い段階で対策することが大事です。
なぜあなたは英語を読むスピードが遅いのか?
さっそくですが、あなたは↓の画像のような読み方をしていませんか?
「あたりまえだろ」。 そう思った方は要注意。
正しい英語の読み方は↓です。
1枚目の画像では英語を頭の中でいちいち和訳して、和訳から文章の内容を理解しています。
しかし2枚目の画像では、英語を英語のまま読み、内容を理解しています。
矢印の数に注目してください。
1枚目では矢印2つ、2枚目では矢印1つです。
プロセスが多い分、単純に1枚目は2枚目に比べて2倍の時間がかかります。
そのうえ誤解が生じる箇所も2倍。
つまり1枚目の読み方をやめて2枚目の読み方を練習するだけで、速く・正確に読めるようになるのです。
英語から直接内容をイメージする読み方をすることが、王道を行くということ。
だれでも英語を学んだばかりのころは、いちいち和訳をする読み方です。
しかし
「dog」→「犬」→「犬のイメージ」
から
「dog」→「犬のイメージ」
へと読み方が変わっていきます。
この程度のレベルは「慣れ」です。
しかし「英文の読み方」になると、話は変わります。
英語を読むスピードを上げる3つの方法
ヘンテコな読み方をしていませんか?
ここからはぼくの友人の話。
大学ではぼっちですが、高校時代には友達がいたんですね。(懐かしい)
ある日友人が、「センター試験を最後まで解く時間がない」と嘆いていました。
友人がどんな英語の読み方をしているのか、尋ねてみました。
すると驚いたことに、友人は1文を後ろから読んでいたのです。
なぜそんな読み方をしているのか。
中学時代に学校の先生から「英語は後ろから訳すと、訳しやすい」と言われたからだそう。
完全に1枚目の画像の読み方をしているわけですね。
これでは速く読むなんて夢のまた夢。
ネイティブスピーカーが後ろから英文を読んでいると思いますか?
皆さんが日本語を読むときに、1文を後ろから読むなんてこと、しませんよね。前から順当に読みます。
友人の例は極端ですが、似たような読み方をしている人は多いと思います。
前から順当に読むという読み方以外は自然な読み方ではありません。
1文の中を目線がいったりきたりするのもダメです。
日本語を読むように英語を読む、これが正しい英語の読み方です。
正しい英語の読み方を教えてくれる良書に、『ビジュアル英文解釈』があります。
ヘンテコな読み方をしている人はぜひ、『ビジュアル英文解釈』で勉強してください。
まずは正しい読み方をみにつけることが第一歩ですよ!
パラグラフリーディング
パラグラフリーディングはあくまでも、上記の正しい・自然な読み方ができていることが前提となります。注意してください。
「正しい読み方はできる。でもなぜか遅い。」
「1文1文の意味は分かる。だけど全体として何を言っているか分からなくて、読み進めているうちに内容を忘れる。」
「内容が記憶に残らないから、前の方に戻って再び読み直す」なんてことしてませんか?
ぼくも同じ状況につまずきました。
そんな人にはパラグラフリーディングをオススメします。
上記の読み方をしている人は、「1文1文を丁寧に読んでしまっている」のです。
ここで質問。
この記事の内容を最初から全部思いだしてください。
*
*
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無理ですよね?
そうです。すべてをちゃんと読んでいるわけではないのです。本でも同じ。
ぼくらは日本語の文章を読む際に、緩急をつけて読んでいます。
「大事なところは丁寧に、そうでないところは流し読み」という読み方を無意識に行っているのです。
しかし英語では無意識に緩急をつけて読むことはできません。
それは文章の組み立て方が、日本語と英語とで異なるから。
無意識にできないものは意識的にやるしかありません。
文章の組み立て方を意識しながら読むこと、それがパラグラフリーディングです。
緩急をつけて読むことができるようになれば、スピードが上がるだけでなく、正確性も上がります。
パラグラフリーディングについては↓の本がオススメ。
論の組み立て方を意識するために行うので、1文ごとのレベルは簡単すぎるくらいでちょうどいいです。
初級用・中級用・上級用とあります。
中学生なら初級用、高校生であれば中級用をオススメします。
一気にレベルは上がってしまうのですが、2次試験に要約問題がある人には『ディスコースマーカー英文読解』という本もオススメしておきます。
単語力
またまた高校時代の友人の話。
「オレは単語なんて文脈から推測できるぜ!!」
っていう自信満々な人がいました。
彼の英語の成績は良くなかったですね。
考えればあたりまえの話です。
単語の意味をいちいち推測してたら時間がかかって仕方がありません。
その単語を知っておいた方が、100倍読むスピードは速い。しかも推測するより覚えている方が正確。
単語の勉強もちゃんとしてくださいね。
単語帳は『鉄壁』がオススメ。楽しく覚えられます。
まとめ:速く・正確に読む方法
まとめるとこのようになります。
- 英文解釈力
- 構造を意識する
- 単語力
3つとも言われればあたりまえのこと。
実は3つの方法はすべて、速く読む方法であると同時に正確に読む方法でもあったんですね。
真っ当な努力をしていれば、速さと同時に正確さも手に入るのです。
小手先の勉強、してませんか?
これを機に勉強法を見直してみてください。
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